快適円座クッション：お手頃な正座椅子で背筋が伸びる
正座で座るためのクッションです。
これ以外の姿勢クッションでどうしても心残りなのが、正座ができないこと。どれも座面で骨盤の向きを調節するので、当然なんです。
正座するには正座椅子しかないのですが、その中でも快適円座クッションは左右のゆがみを防いでくれるのでおすすめです。
1,500円程度とクッションとしてもかなり安い。
姿勢矯正の効果はありませんが、正座自体が正しい姿勢をとりやすい座り方なので、私は気に入っていますよ。
正座は背筋が伸びやすい
正座は姿勢が良くなりやすい座り方
快適円座クッションは必ずしも正しい姿勢を作ってくれるわけではありません。ここは注意してください。
それでも姿勢グッズとして紹介するのは、
- 正座という座り方自体が、背筋が伸びやすいのと、
- 姿勢を正しやすい構造がある
という2点のためです。
正座と椅子の重心線と基底面
正座のほうが重心線は基底面の中心に近い
椅子に座ると重心線と基底面の中心が離れているので、体幹が疲れやすいです。このため自然と重心線を基底面の中心に近づけようとして前傾し、猫背になります。
それに対して正座は重心線と基底面の中心が近いので、疲れにくく正しい姿勢を保ちやすいといえます。
また背もたれのある椅子では、腰を浅く腰掛け体を倒すように背もたれに寄りかかり、骨盤が後ろに傾く座り方になる人が多いです。こうなると猫背になります。
床に座る場合、胡坐は重心が後ろに傾きやすい座り方なので、バランスをとりために頭が前に出て、結果背中が曲がりやすいです。
どちらも意識して防ぐことはできますが、姿勢が崩れるリスクはあります。
正座も基底面の中心がやや前にあるので背中が曲がる場合はありますが、その他の座り方に比べると比較的に背筋を伸ばしやすい座り方です。
このように、正座は姿勢には良いのですが、足がしびれる、人によっては膝が痛いなどの難点もあります。
こういった正座の問題を解決してくれるのが快適円座クッションです。
正座の問題を解決
正座がつらくない&背筋も伸びやすい
この円座クッションに限らず、正座椅子を使うと足がしびれません。まずこれが大事。
足がしびれたり痛くなったりすると重心の位置をずらしたくなります。しかし重心の位置を横にずらすと背骨が左右に歪んでしまいます。
正座椅子なら足に直接体重が乗ることがなくなるので足がしびれません。
また、膝を曲げる角度も緩くなるので膝が痛い人でも正座ができます。（正座椅子程度の角度でも痛む人もいますので、そういった方にはお勧めしません。）
左右のゆがみを防ぐドーナツ構造
ドーナツ構造が姿勢にいい
数ある正座椅子のなかでもこの快適円座クッションを進めるのはこのドーナツ構造が優れているからです。
座面が中心にむかってくぼんでいるので座骨の先端も円の中心に向かうようになります。
座骨の片側に体重がかかるとバランスをとるために背骨を曲げてしまいます。なので、左右の座骨に均等に体重がかかるようにしなければなりません。
そのためには体重が左右の座骨の中心、背骨の真下に来る必要があります。
座面の中心がくぼんでいると重心は左右にぶれることがなく、ちょうど背骨の真下にきます。
左右の座骨に均等に体重がかかるなんて当たり前と思うかもしれませんが、これが結構左右どちらかに傾いていることは多いです。
例えば、片方のひじ掛けに腕を乗せているときはひじ掛け側の座骨のほうに多くの体重が乗っています。
また、正座で足がしびれてきたり、痛みがあったりする場合は体をずらすので重心は左右のどちらかにずれます。
このドーナツ構造は思っている以上に効果的ですよ。普段の正座よりずっと気持ちいいです。
子供も座らせたら「なんか体が伸びる」、と喜んでいました。
ただ、繰り返しますが快適円座クッションに姿勢矯正の効果はないので、猫背・反り腰を防ぐことはできません。
座骨が左右にぶれにくいのと、正座によって背筋が伸びやすいというのがおすすめの理由です。
低反発素材で疲れない
低反発と硬めの素材で長時間でも疲れない
座り心地は快適です。普通の円座クッションやドーナツクッションってふかふかと柔らかいものが多いです。
しかし柔らかすぎて座骨をサポートしてくれません。
快適円座クッションは結構しっかりした硬さがあります。車のシートより若干硬いくらいで、その上に低反発素材が敷かれています。
なので、座骨をしっかりサポートしつつ、お尻に痛みや疲れを感じません。硬さがあるおかげか1、2年程度ではへたりも見せず、買ったころと同じ感触・形状を保っています。
悪影響はありません
正座は脚が伸びなくなるなんて俗説がありますが、間違っていますし、心配はいりません。
正座は脚が伸びなくなるというのは、脚の血行が妨げられるので成長が抑制されるという論理です。
しかし、この快適円座クッションなら脚に体重がかからないですし、ひざの曲げる角度も緩くなるので脚の血行が悪くなることはありません。
第一、正座で脚が短くなる医学的根拠はなく、正座で成長が阻害された実例はありません。むしろ血流をあえて阻害することで成長ホルモンを多く分泌させるトレーニングがあるくらいです。
円座クッションを使うと膝（ひざ）を若干左右に開いて座ることになりますが、左右の膝の間にこぶし一つ程度の隙間を開けて椅子に座り、そこから膝を曲げたような形になるので、不自然な角度はどこにもありません。
安心して使ってください。
その他の特徴
子供も使えます
子供用、大人用という区別はありません。
子供から大人まで使えますよ。
超コンパクト・軽量
サイズは幅25cmx高さ25cm、重さ830gと軽量・コンパクトで場所も取らないですし移動も簡単です。
長時間O.K
正座が楽にできるようにというものなので、長時間の使用でも疲れません。どこも矯正されていませんし、座面の硬さも程よいのでずっと座っていても違和感はありませんよ。
子供の高さ調節に
小さなお子さんがテーブルを使うとき、床に座る家では高さが合わないことがよくあります。正座してもテーブルが高すぎるんですよね。
そんな時にこの円座クッションで足りない高さを補うことができます。一生懸命腕を上げて食事していたうちの子が、これに座ったらすごく楽になりました。
赤ちゃん椅子を卒業するとこういった低い椅子ってあまりないんですよね。
快適円座クッション販売ページへ
約1,500円（Amazon）
